フォトグラメトリを使用して立体化した制作物

最終更新日

Comments: 0

今回は、フォトグラメトリを使用して立体化したものをまとめました🙂

前に帽子をフォトグラメトリで立体化したことがありましたが、大きな物体のフォトグラメトリは今まで試したことがなかったのでテストも含めフォトグラメトリを行いました。

せっかくなので鹿児島の有名な観光スポットを撮影しようと思い、大久保利通生い立ちの地を撮影しました。

フォトグラメトリソフトは3DF Zephyrを使用しました。

iPhone11proの動画撮影(4K60fps)で対象物を囲むように撮影し、動画がブレないようにゆっくり動かすことを意識して移動します。iPhone自体にも手振れ補正はついてますが、自分はDJIのOsmoMobile3を使用して撮影しました。

その後、フォトグラメトリソフトで撮影したデータを読み込み、データの修正を施してBlenderでレンダリングしました。

大まかに撮影した物ですが、全体の形は立体化できました。元が動画なので細かな形は潰れますが、連番画像なので位置を見失わず成功率も高く、時間がない場合や精度に拘らない場合は動画での撮影がおすすめです。

同じように、甲突川沿いにある「帽子の像」のフォトグラメトリを行いました。

動画だと高さがある物体は上面が撮影しづらいため、テクスチャが上手く生成できなかったり穴が開いたりして上手く立体化できない場合もあります。

そこで別パターンの撮影方法として、自撮り棒と遠隔で写真のシャッターを押せるBluetoothシャッターを使い、写真からのフォトグラメトリを試そうと思い、坂本龍馬新婚の旅碑のフォトグラメトリを行いました。

動画と違い近接で撮影を行っているので、動画よりも形がキレイに表現できました。

撮影枚数が多いとその分計算も長くなり、ブレやぼけた画像もあると立体化するモデルの形に影響がでてしまうので、前もって使用する画像を選別して、計算結果を見ながら写真の追加、削除を行うと良さそうです。

撮影する際も、隣接する画像同士がオーバーラップするようにあらかじめ立ち位置や方向を決めて撮影を行った方が後から作業がスムーズに進めると思います。

同じ方法で、甲突川左岸緑地にある乃木静子像を立体化しました。

ここまでのフォトグラメトリソフトはZephyrですべて立体化を行いましたが、乃木静子像はRealityCaptureを使用して立体化しました。

乃木静子像‗RealityCapture

個人的な感想ですが、Zephyrと比べ計算が早く、データの修正が行いやすかったです✨

今回は甲突川付近を回りましたが、普段生活している身近にも銅像や歴史があるんだと発見があり、フォトグラメトリを通して地元を学ぶ機会にもなりました❗

3Dにすることによって地元の魅力をアプローチもできそうなのでまた色々散策してみたいです😌

今回立体化したモデルをSTYLYにアップしたので、もしよろしければご覧ください🎵

kura

シェアする

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください